
ネパールから大阪へ移動することおよそ15時間。2025年6月22日から23日、「2025年 大阪・関西万博」へ訪れました。
目的は、武蔵塗料のグローバルマーケティング&コーポレートコミュニケーション(GMCC)メンバーとして、「サステナブル×イノベーション×グローバル発信」を体現する「2025年 大阪・関西万博」を現地で体感し、その価値を社内外へ発信するためです。GMCCのメンバーであるタパが「2025年 大阪・関西万博」体験レポートをお届けします。
現地で「いのち輝く未来社会のデザイン」を体験する

世界中の国々と産業、さまざまな企業が参加する万博の会場は、国際的な協力と未来への革新を表現した、非常にダイナミックな空間が広がっていました。最新技術やスタイリッシュなデザイン、持続可能な社会や文化交流、モビリティの未来に向けた多様な取り組みを目にして、イノベーションと文化の調和がこの万博の一番の魅力だと感じました。

今回訪問したパビリオンは、カタール館、カナダ館、先進航空モビリティシステム、インド館、スペイン館、Future City(未来の都市)、日本館、韓国館、そしてパナソニックグループ館(The Land of Nomo)です。印象に残ったのは次の体験です。
先進航空モビリティシステム館:「空飛ぶクルマ」は、次世代の移動手段として今後あらゆる場所で活躍することが期待されていますが、実際に乗車することで便利で楽しい未来の訪れを体感。
カタール館:「海のラクダ」と言われるダウ船をモチーフにしたカタール館。19〜20世紀前半にかけて栄えた真珠産業の歴史から、ほとんどが砂漠地帯である国土において持続可能なエネルギーの活用方法について学びました。
カナダ館:ひと組ずつに渡されたタブレット越しに、映像を見ながら楽しむ仕掛け。雄大な自然とテクノロジーを融合した未来の姿をバーチャルで楽しめます。
スペイン館:「黒潮」がテーマのスペイン館では、日本とスペインの歴史をベースにしたユニークな展示が。ディープブルーの海の世界、情熱の国を象徴する赤とオレンジがスペインらしい!
パナソニックグループ館:デジタル技術で没入できる体験型アトラクションがあり、スマートシティを支える最新技術に触ることができます。
注目の日本館で「循環」の物語を学ぶ

万博のなかでも、最も心に残ったのは、円環状のデザインがひときわ目を引く日本館です。館内は「循環」をテーマに構成されており、どの入り口から入っても物語を追体験できる仕組みになっていました。
私が回った3つのゾーンについてそれぞれ紹介しましょう。まず はPlantゾーン 。「ごみがエネルギーに生まれ変わるプロセス」が展示されており、普段捨てているものが新しい力になることに驚かされました。Farmゾーンでは、緑や黄色に光る培養槽で育つ藻類が展示されていて、藻が未来の素材やエネルギーとして大きな可能性を秘めていることを実感!そして Factoryゾーンでは、藻類由来の素材が実際の製品に使われる姿が紹介されていて、未来社会の暮らしを想像できます。展示の一角で、南極で発見された世界最大級の火星隕石に触れたのですが、宇宙からやってきた石を見て、「循環」というテーマが地球だけでなく、宇宙にも広がっていることを感じました。
日本館の建物にはCLT(直交集成板)が使用されており、展示が終わった後、別の場所で再利用できるよう設計されているとのこと。環境への配慮が建築にも込められていることに深く感銘を受けました。

日本館のファームエリア内にある「藻類ラボファーム」は、藻類が持続可能な素材であり、エネルギーとしての可能性を秘めていることが分かりやすく解説されており、多くの人が足を止めていました。

ファクトリーエリアにある「藻のものby MATSURI」の展示スペースには、弊社の展示物 である『PAINTOMO』が。世界中から熱視線を浴びる大規模イベントで直接目にすることができ、心から誇りに思いました。思わず「おおっ!」と声をあげて感動したことは、今でも鮮明に覚えています。
武蔵塗料はいち早く環境負荷を低減するバイオペイントに着目し、研究開発を続けてきました。そこで培ってきた知識と経験をもとに、現在ではより環境に配慮した藻類由来のバイオベース塗料開発に取り組んでいます。これは塗料業界における持続可能性への挑戦であり、「身近な素材を環境配慮型へと変革する未来志向のビジョン」を体現するためにも、私たちにとって重要かつ必要不可欠なことなのです。『PAINTOMO』を通して、多くの来場者さまに私たちのメッセージを伝えることができたのではないかと思っています。
「未来が今ここにある。」を実感した
今回の大阪・関西万博訪問を通じて、私は「未来社会はすでに始まっている」と強く感じました。世界中の人々や企業が集まり、サステナブルな技術やアイデアを共有するこの場は、単なる展示会ではなく、未来に向けた国際的な協力と挑戦の象徴です。
特に日本館では、循環型社会のあり方や藻類の可能性をわかりやすく体験することができ、武蔵塗料が取り組む『PAINTOMO』の展示を通じて、自分自身がその一員であることに大きな誇りを感じました。環境に配慮した塗料開発はまだ始まりにすぎませんが、この挑戦が未来社会を支える小さな一歩になると信じています。
未来はもう遠い先のことではありません。
なかなか予約が取れないようではありますが、チャンスがあればぜひ、大阪・関西万博に足を運び、“未来が今ここにある”という感動を、皆さん自身の目で確かめてください!